トンガリまるの思うところ。

大学生として,日常であったことや思うことなど,雑記的に書いていきます!

”目的の優先順位”がばらばらな組織って成功するもんなの?

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こんにちは!
トンガリまる(@tongarimarukun)です!

僕はこれまで,部活動から学生団体と,
20人前後の少人数組織にいくつか所属しました。
まあ,よくあるパターンの大学生です。

その中で,ふと思ったのが,

”目的の優先順位”がばらばらな組織って,
主体性の高い人間がそろってるほど失敗しやすい。

のではないか,ということなんです。

部活であれば,「楽しむこと」が目的だったり,「目の前の大会で勝つこと」だったり,「勝ち進むこと」だったり,はたまた「仲良くすること」だったり。。。
あるいは,「利益の追求」が目的の企業もあれば「みんなで働きやすく」が売りの集団もありますよね。

これって,個人の目的としてどれか一つだけ,ではなく,複数の目的をもちながら動いてる人が多いんじゃないでしょうか。
(ひとつだけ!って人には触れません。。ごめんなさい。)

一つの集団の中で,同じ動きに対して様々な目的がある場合,
”優先順位が共通している”状態か否かでかなり違ってくると思うんです。

例えば,部活で言うと,
A君は「仲良しコミュニティとして和気あいあい」を重視していて,
B君は「全国一番になる」ことを目的にしていて,
C君は「今よりステップアップする」ことを目的にしていたとしましょう。

練習などで,A君は「和気あいあい」が目的なので,厳しいことは言わないし,言わせたくない。
けれど,B君の場合は「全国一番」が目標なので,厳しい指摘もどんどん推奨していきます。
こうなってくると,重視する目的の違いによってイメージする練習環境が対立してしまい,
どちらの目的にとっても中途半端な練習環境になってしまいますよね。

でも,A君・B君に,さらにはC君も含めた部員全員に,
「県大会出場」っていう共通の最優先されるべき目的があれば,全員がそこに向けて練習していけるわけです。
他の目的に関しては,優先順位を一段下げてしまう訳です。
そうすることで,「県大会出場を絶対的に目指す」上で,+αとして,
「和気あいあい」とか,「全国一番」を共存させられる練習を考えていくわけです。
すると,極端に誰かの目的にそぐわない練習ってのは出来上がりませんよね。
だって,一貫した「県大会出場」という目的に向けた練習からは絶対そぐわないので。

もちろん,階級・役職によって発言権・決定権が明確な場合は,
優先順位が違ってもいいかと思うんですよ。
絶対的権威の中で話が進むわけなので。おそらく業務内容の錯綜は起きないと思います。

ただ,僕がこれまで所属してきた集団って,
上下関係があまりなくて,トップダウンばりばりとかでもなくて,
いわゆる「みんなが主役」系の集団でした。
こういう組織でも,
もし全員がそこまで主体的でなければ,
誰かの目的に沿って動いていけば丸く収まるでしょう。

しかし,ある程度の主体性を持ち合わせた人間同士で,
最優先目的が異なると,業務効率が著しく落ちちゃうんですよね。
例えば,

「顧客への高品質な商品提供」という目的を優先するAさん派の人は,顧客のために自分たちはとにかく頑張るべき,と考えて
自分たちのしんどさよりも業務効率・商品の質の向上に向けて動きます。

しかし,「自分への福利厚生」という目的を優先するBさん派の人の場合は,
仕事量を減らすことやコミュニティの安定感を確立できて初めて顧客のために動いてくわけです。

この両者が同じ組織内に居合わせた場合,まあ,業務は円滑には回りませんよね。
なぜなら,一方のスタンスはもう一方に対してマイナスになってしまっているので。

ただ,こんな場合でも,当たり前なようですが,
「顧客に対して一定以上の質を提供する」ことを,
組織としての最優先目的として据えてしまえばうまく回るんじゃないでしょうか。
この目的を達成した上で,
「もっと品質を上げられたらいいよね」
「みんなで楽しくできたらいいよね」
というのを+αで付け加えていけば,
最低限の成果量・業務効率は担保した上でそれぞれの目的に向かうことができるんじゃないでしょうか。

これが,企業理念とかってのがある理由なのかな。
それなら,来年就活を本格的に始めたときには,企業理念とかVISIONとかってのをよく見てみようかな,とかって思うトンガリまるでした。

以上,組織全体での”最優先される目的”の統一の如何が,組織の成功に大きく影響するんじゃないかなっていう,僕なりの組織論でした。(笑)