【理想像】木村拓哉主演ドラマ「HERO」の鍋島次席に憧れて
こんにちは!
先輩力皆無のトンガリまる(@tongarimarukun)です!
皆さんは,ロールモデルっていますか?ロールモデルとは,簡単に言うと,「この人みたいになりたい」って目指す対象のことです。
僕は最近,木村拓哉さん主演のドラマ「HERO」の登場人物の鍋島次席に憧れています。その鍋島次席の素晴らしさについて,今回はお話しますね。
ドラマ「HERO」とは
そもそもHEROって何?って人のために簡単に説明しますね。
HEROの鍋島次席とは
これが本題ですね!
鍋島利光(児玉清)は,東京地検次席検事です。(特別編後に死去。続編には出ない)
久利生に対して絶大な信頼を置いていて,久利生が城西支部に異動になった当初には,城西支部刑事部長の牛丸(角野卓三)に対して,その期待を伝えています。
そして,そこからはひたすら,陰から見守り続けるんです。
「あれが,久利生検事ですから」
久利生の「とにかく動く」捜査は,周りに反感を呼ぶんですが,鍋島次席は,「あれが,久利生検事ですから」と優しく受け止めます。
久利生との会話
数少ない久利生との会話ですが,久利生の奔放な捜査に周りが辟易している中での,
久利生との短い会話が,もう,グッとくるんです。
久「あの...」
鍋「何です?」
久「俺って,結構迷惑かけてます?」
鍋「いいえ,まったく。」
これだけだと,ぶっきらぼうに感じますが,これを,終始優しく微笑みながら言うんです。あの,児玉さんの優しい顔でですよ。もう,たまらないです。
それも,当時,久利生のやり方に関して次席検事として,かなりの批判が集まってる中でです。
男ですね。
「不起訴。しっかり受け止めましたよ。久利生検事」
久利生の担当する傷害事件の被疑者が,自供していたところを,「やっていない」と否認し始めた回。
その事件は世間から注目を集めており,世間では,被疑者が犯人だと決めつけ,マスコミ・世論が起訴を待っていました。
その状態で,「証拠が不十分」ということで,バッシング覚悟で,久利生は被疑者を不起訴とします。
そのときの鍋島次席の言葉が,「不起訴。しっかり受け止めましたよ。久利生検事」でした。
尊敬する上司から,それも,上司もバッシングされることになる中で,これだけの言葉をもらえること。
これほどまでに気が休まることがあるでしょうか。「理想の上司」そのものです。
お前は、鍋島さんが見込んだ検事なんだから。
これは,鍋島次席の言葉ではないですが。。続編で,鍋島次席の亡き後を継いだ,牛丸次席(第1期は城西支部のトップ)の発言です。
久利生が,日本中から検察にバッシングを集めながら,裁判をしている中で久利生に言った言葉が,「お前は、鍋島さんが見込んだ検事なんだから。」でした。
牛丸は,当初,久利生を厄介者扱いしていました。しかし,そんな人間にもこれだけのことを言わせる。それも,次席として記者会見で矢面に立って世間の批判を浴び,夜中でも仕事に追われるという状態の中で。
いかに鍋島次席がすごい人なのか,わかるエピソードですよね。
久利生との関係性
なにより,これらのセリフを際立たせるのが,鍋島と久利生の関係性です。
なんと,鍋島と久利生は4回しか話したことがないんですよ。
久利生が検事を志すきっかけは,彼が学生時代に取り調べを受けた検事に憧れた,(その検事と鍋島は同期)というものでした。
中卒の久利生が司法試験に通ったんですから,もちろんすさまじい努力をしたことでしょう。(本人もそう言っています)
そして,鍋島次席がその検事から話を聞いていた可能性もあります。
けれど,それだけなんです。それだけの関係性でここまでの信頼。そして対応。カッコ良すぎます。
久利生からの思い
そんな鍋島次席を,久利生が尊敬しないわけがないですね。
作中では,常にそういったそぶりは見せていましたが,続編の最終話では,鍋島次席の墓参りをしながらこう語っています。
「実はよく知らないんだわ。でも,遠くからいっつも見守っててくれる。俺,鍋島さんがいたから,検事続けられたんだと思う。」
このシーン,泣いちゃいました。久利生にもその思いは伝わっているんだなと。
まとめ
僕は,鍋島次席の中に,次のようなものを見ました。
- やさしさ
- カッコよさ
- 理想の上司像,先輩像
彼のような,やさしさで他人を包める人間になりたい。
彼のような人間の下で,部下が伸びないはずもないですし。なんなら,彼のような人間の下で働きたい。
毅然とした,それでいて優しさにあふれた,鍋島次席のような人間を目指したいと思いました。
最後ですが,僕はおそらくドラマHEROの魅力を全く伝えきれていないです。ぜひみなさん,「HERO」見てみてください!!