【心理ハック】使いこなせばトークが最強?プライミング効果とは
こんにちは!
実は心理学専攻の大学生,トンガリまる(@tongarimarukun)です!
今回は,読書や勉強,ビジネスなど様々な分野で利用できる心理ハック「プライミング効果」について例とともにお話します!
プライミング効果とは何か
プライミング効果とは?
そもそもプライミング効果とは?ということで,ググってみました。
プライミング効果とは、先行する刺激(プライマー)の処理が後の刺激(ターゲット)の処理を促進または抑制する効果のことを指す。
出典元:脳科学辞典
これでは,いまいちピンとこないですよね。
ざっくりというと,事前に触れた事柄が,その後,判断や記憶・理解などの行動に影響するということです。
プライミング効果の具体例
例を挙げてみましょう。
これから,2つの質問しますので,実際に考えてみてください。
<質問1>
あなたは,どんな部活動に所属していましたか?(していますか?)
<質問2>
あなたが学生時代に一番頑張った経験は何ですか?
いかがでしょう?
<質問2>に対して,部活動に関する経験をイメージしませんでしたか?
これは,<質問1>で部活動について考えたことが,その後<質問2>の回答を考える際に影響した,という状態です。
この影響のことをプライミング効果といいます。なんとなくわかったでしょうか。
「サブリミナル効果」や「プラシーボ効果」など,比較的耳にしやすい心理学用語とも非常に似通ってますね。と言うより,それらはプライミング効果の一部とも解釈できますが。
まあ,先ほどの例に関しては大体の人は<質問2>に対して,「部活動(生徒会など含む)」「受験勉強」「ボランティア」のどれかを答えがちなので,確率論なところもありますが..(笑)
プライミング効果はどんな場面で使えるの?
では,このプライミング効果は実際どんな場面で使えるのか。ざっくりジャンル分けしてお話しますね。例えば以下の3つのジャンルで活用できます。
- 勉強
- ビジネス
- 恋愛
勉強
プライミング効果は勉強においても以下のような場面で役立てることが可能です。
- 授業
- 問題集・過去問
1.授業
これは,誰でも想像がつきますかね。ズバリ,「予習」がこれにあたります。
授業に臨む前に,教科書の該当ページにざっと目を通すだけでも授業の理解度は格段にアップしますよ。
また,実験などの際には,結果が分かっていることで,結果以外の部分(変化の過程など)に注意を向ける余裕が生まれるという利点もありますね。
2.問題集・過去問
受験期や試験前など,問題集などでどんどん問題を解くときです。「わからないなら答えを見る」というやり方を耳にしませんか?僕は受験期,これを地でいってました。
人によって賛否両論あるようですが,この方法,かなり効果的です。なんなら,解説まで読み込んでください。(笑)
解けない問題のおすすめの勉強法は,
問題を読む
↓
答えを見る
↓
解説を読む
↓
解いてみる
という流れです。
答えが分かってる状態で解いたり,解説を読んだりすることで,「この答えにつながるように」という考え方になり,問題の解き方のイメージがつかみやすくなります。
なんだかチートみたいですが,よくビジネスなんかでも言われる,「ゴールからの逆算」というやり方に当てはめてるだけ。そう聞くと,合理的な気がしませんか?
ビジネス
プライミング効果はマーケティングをはじめとするビジネスの場でも活用できます。例えば以下のような場面です。
- 広報・広告(マーケティング)
- アンケート
恋愛
好きな相手に告白したり,デートに誘ったり。そんな時にも活用できます。
イメージしやすいものだと,「友達に口添えを頼む」とかですね。
自分に関するいい情報を,事前にそれとなく会話に混ぜておいてもらう。それだけで,告白の際にあなたに対する「いい人」という印象が残りやすいので成功率は多少アップします。(嫌われてたらしょうがないですが...笑)
他の使い方としては,「自分は別の人が好き」という情報を相手に与えておくこと。これによって,デートに誘っても相手がデートだと気負わず,気軽に応じてくれやすくなります。告白なんてしようものなら,とんだサプライズですね。